こんにちは
整体院エイト 院長の原です。
現代人は、体に力が入ったまま力が抜けない状態になっていることが多いように感じます。
それどころか、自分が体に力が入っているのかどうかさえ分からない方が多いことに驚いています。
当院のお客さんでも、施術のときに体に力が入っていることが多く「力を抜いてください」と伝えても、
力が入っていたことに気づいていないという方が多いです。
なぜ体の力が抜けないのか、体の力を抜くにはどうすればいいのか、について書いていきたいと思います。
体に力が入るのはなぜ?
そもそもなぜ体に力が入るのでしょうか?
体に力が入る場面を、ちょっと想像してみてください。
仕事中や、小さいお子さんの面倒を見ているときなど、人によって場面は違うと思いますが、
共通しているのは緊張している状態であるということです。
人間は緊張すると、自然と体の筋肉に力が入り硬くなってしまいます。
緊張している状態というのは、何か危険が起こらないか注意している状態であったり、
失敗してはいけないような重要な状態であったりします。
何かが起こったときに自分の身を守り、とっさに対応できるように筋肉に力を入れ備えているわけなんですね。
分かりやすいのは、肩に力が入ることです。
あがり症の人はよくわかると思いますが、緊張していると自然と肩が上がります。
これは、急所である首周辺を守るためです。
要は体に力が入っている状態というのは、臨戦態勢になっているということです。
現代社会においてそんな極度の緊張は必要ありませんが、それが過剰に反応してしまい、
力を入れる必要がないようなときでも体に力が入ってしまっているのです。
さきほど、施術中に力が入っている当院のお客さまの話をしましたが、脚の部分の施術をしているときは脚に力が入り、
腕の施術をしているときは腕に力が入っています。
これは、触られている部分を守ろうとしているわけです。
なぜ体の力が抜けないのか?
必要のないときに体に力が入ってしまうことのほかに、問題はもうひとつあります。
それは、力の入った状態が続いてしまう。
つまり、体の力を抜くことができないことです。
ではなぜ、体の力を抜くことができないのでしょうか?
それには、交感神経が影響しています。
交感神経とは、主に日中に優位になるいわば活動するときに働く神経系です。
それに対して、体を休めているときは副交感神経が優位になります。
日中活動しているときは、交感神経が優位になっており、この状態はいわば臨戦態勢になっていますので、
筋肉も硬くなる傾向にあります。
そして、日中の仕事が終わり夜家に帰って体を休めることができる状態になると、
副交感神経が優位になってきます。
副交感神経が優位になると、体はリラックスし力が抜けていきます。
すると、硬くなっていた筋肉も緩んできます。
これは、1日の中の大きな流れだけではなく、日中でも緊張する場面とリラックスする場面とで、
交感神経と副交感神経とが強くなったり弱くなったりを繰り返しています。
通常の場合であれば、この交感神経と副交感神経の切り替えが正常に行われ体の力が抜けますが、
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできずに交感神経が優位の状態が続いてしまうと、
体の力をうまく抜くことができなくなってしまいます。
いわゆるONとOFFの切り替えがうまくできないのです。
ではなぜ、ONとOFFの切り替えがうまくできないのでしょうか?
大きな要因はストレスのせいです。
自律神経の問題には、ストレスが大きく関わっています。
性格的にストレスを抱え込んでしまいがちな人、ストレスをうまく発散することができない人は、
体が緊張している交感神経優位な状態から、仕事が終わりリラックスして体が緩んでいくような状態であっても、
うまく力が抜けなくなってしまいます。
ストレスを抱え込んでしまう人の特徴として、完璧主義の人や神経質な人が多いです。
少しぐらいの失敗でくよくよせずに、「まあいいや。なるようになるさ」といったぐらいの、
楽観的な気持ちを持つようにすると筋緊張がほぐれますよ。
最後に
体の力が抜けないと、いろいろな悪影響を及ぼしてしまいます。
普段から深い呼吸を心がけるようにして、「体が緊張しているな」「力が入っているな」と感じたときは、
深呼吸をして肩を下ろし、体の力を抜くようにしましょう。
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