こんにちは
整体院エイト 院長の原です。
「巻き肩」というのをご存じかと思います。
巻き肩というのは、肩先が巻き込むように前に出ている状態を言います。
猫背の人が、背中が丸くなるのと同時になりやすい状態です。
巻き肩になるといろいろな症状を引き起こしてしまいます。
今回は、巻き肩を予防するための、体の使い方について書いていきたいと思います。
巻き肩が引き起こす症状
巻き肩になるといろいろな症状を引き起こしてしまいますが、一番多いところで言うと肩こりですね。
肩が前に出て肩甲骨が前に出ることで、首すじから肩にかけての筋肉が引っ張られ硬くなってしまうのです。
同じ理屈で言うと、背中の肩甲骨の間の部分が凝る、という方がおられると思いますが、
これも、肩甲骨が前にいくことで背中の筋肉が引っ張られ、痛みが出てしまいます。
他には、四十肩(五十肩)にも大きく影響します。
肩が前に出るのと合わせて、上腕も内側に捻れます。
上腕が内側に捻じれ、肩関節が内側に捻れることで、肩関節の周囲にある腱が損傷し、
炎症を起こしてしまったりします。
また、痛みが出ていなかったとしても、肩関節が内側に捻じれていると肩の可動域が狭くなってしまうので、
この状態で無理をして腕を使っていると、いずれ肩関節周辺に炎症を起こしてしまい、
四十肩(五十肩)になってしまうことにもなりかねません。
巻き肩を予防する手の使い方
それでは、巻き肩にならないための手の使い方のコツをご紹介します。
それは、「小指を意識する」ということです。
小指を意識する、と言われても、ピンとこないと思いますので、ちょっと例を出して説明します。
例えば、何か棒のようなものを手で握るとします。
そのときに、人差し指、中指側に力を入れて握るのではなく、小指や薬指側に力を入れるようなイメージで握るようにします。
なぜこういうふうにすると巻き肩になりにくいかというと、実際に試してみるとよくわかります。
何もせず腕に力を入れていない状態で、親指、人差し指、中指に力を入れて握ります。
すると、自然と腕が内側にねじれてくるような感じがしませんか?
今度は逆に、親指、薬指、小指に力を入れて握ってみてください。
腕が外側にねじれる感じがしませんか?
つまり、人差し指側に力を入れるようにすると、腕が内側にねじれる方に力が入ってしまい、
そういう体の使い方のクセがついているとだんだんと腕が内側にねじれ、巻き肩になっていってしまうというわけです。
私たちの普段の生活の中で、何か物を持ったり、つまんだりするときは、ほとんど人差し指や中指を使っていると思います。
必要がないのに、わざわざ小指や薬指を使うことはないと思います。
ですので、何も意識せずに生活していると、自然と腕が内側にねじれていってしまうような体の使い方をしていることになります。
とはいっても、無理をして小指や薬指を使うというのもなかなか難しいもので、逆に体の使い方がおかしくなってしまいます。
では、どうすればいいかというと、小指を意識すればいいのです。
実際に小指や薬指に力をいれなくても、小指側を意識するだけで内旋方向にかかる力を防ぐことができます。
不自然に強く意識する必要はありません。
ほんの少し小指を意識するだけで大丈夫です。
こうやって日常生活を送っているうちに自然と体が慣れてきて、巻き肩になりにくい体の使い方ができるようになります。
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